5歳の息子がいるわたくしハリー。実は元保育士なのです。
それでですね。自分の子育てや保育士の仕事のためと思って保育の本や育児本、それに関連する研修とかもけっこう見たり行ったりしているのですよ。
で、思ったのは、育児本とかってずらずらずら〜と解説するのは良いけど、結局どれが大事なの?
というかやること多くてハードル高くない?って気持ちになるなーということ。
なので、僕が見たり聞いたりしたこと、後は経験談から大事だなってことを簡単にまとめてお伝えしたいと思います。
※根拠とかを1から求めたい方は見ないでください。
もくじ
待つ、できる限り待つ!
子育てでも、保育業界でも、良く言われるのが「待つ」ということ。
子どもが何かをしようとしたときについ早いからって大人がやってしまうよね!とよく言われます。
でも、とにかく待ちましょう。時間が許す限り待ちましょう。
それが無理なら謝ってからやってしまいましょう。
「ごめん、仕事間に合わなくなるから私がやるね」と。待てない時には待てない。それでいいんです。
待たないと、自分でやらなくなる
待たないとどうなるか…自分でやらなくなります。絶対ではありませんが。
3歳までご飯をずっと食べさせてもらってた子が、4歳になった瞬間に自分で食べるか?
想像したら、食べさせてもらおうとする姿が浮かびませんか?
そして、大人のせいにするようになります。
「だってママが」「だってパパが」「だって先生が」となります。
そりゃーそうですよね。自分でやるチャンスをもらってこなかったんですもの。
今まで自分の責任として何かをしてこなかった子どもは、人の責任にしようとする人間になる可能性が高くなります。
オウム返しで勝てる!(共感)
子どもの言うことにはとにかく共感しましょう!
と、よく言われますが、共感ってどうやるの?と思うことありません?
そんなあなたに教えます。
「オウム返し」でばっちり共感できるんです。
例えば公園から帰ろうと思った時「いやだ!もっとあそびたい!」とお子さんが言うことがあったとします。
そしたら「そうだよね、もっとあそびたいよね」と返します。これでもう共感できてます。
「お腹すいた!」→「お腹すいたよね」
「あれ欲しかった!」→「あれ欲しかったよね」
と同じことを言っているだけなのですが、子どもからしたら「分かってくれた」「話を聞いてくれた」と感じるのです。
共感してもらうことで自己肯定感が育つ
共感してもらうと自己肯定感が育ちます。
「私の話を聞いてくれた、私のこと大好きなんだ」「私はここにいていいんだ」「大切にされてる」という気持ちが育ちます。
大人もすぐに「いやそれはさ」「無理だよ」と否定されるより、一旦は聞いて欲しいですよね。
スマホに育児をさせるな!言いたいことは分かるけど、ほどほどで良いと思う
最近はファミレスなどに行くとスマホで動画を見せたり、ゲームをやらせたりする人が増えましたよね。
家でも家事をしている時とか見せる人、多いでしょうね。
なのでスマホに育児をさせるな!という言葉を研修等でも聞きました。
が、難しいですよね。
だって、家事をしている間、スマホやテレビでYouTube見せてたら大人しくなってはかどりますもんね。
僕としては、全く見せないことで親の都合が悪くなり、イライラするくらいなら見てもらった方が良いのでは?という考えです。
発達、言葉使い、視力などに悪影響があるけど
言語やコミュニケーション能力など、発達への悪影響だったり、視聴するものによっては言葉使いへの悪影響だったり、視力への悪影響だったりがあります。
なので時間を決めるとか、ホントに必要な時とか考えて使う必要はあります。
トイレトレーニングは1歳後半からとか2歳過ぎとか言われてるけど
トイレトレーニングを始める目安として…
- 歩ける
- おまるに座れる
- 簡単な応答(うん、イヤなど)ができる
- 排尿してから次の排尿まで2時間くらい空くようになった
とかまあ色々あります。
でも僕が言いたいことは無理しなくていいよ!ということ。
二十歳でおむつをしている人はほぼいない
保育園で勤務してた時に、トイレトレーニングを焦る保護者の方が数名いました。
おむつ代がもったいないからと1歳すぐにトイレトレーニングを始めたら、その子どもが年長になってもトイレをとっても気にするようになるケースがありました。
おねしょやおもらしは日常茶飯事。散歩の際の荷物には彼の服を絶対に入れるようにしていました。
あまり親が気にしていると、子どもがトイレで排尿できなかった際に注意するようになります。
それを恐れて子どもが気にするようになります。
そして気にし過ぎてうまくいかないという悪循環に…。
僕がよく保護者の方に言ったり、自分の子育てで思っていたことは「二十歳までおむつをしている人はほぼいない」ということ。
トイレトレーニングとして1番大切なのはトイレを嫌いにならないこと。できれば好きになることだと思っています。
個人的にはトイレ「トレーニング」という言葉が良くないと思っています。
偏食はあまり気にしない
保育士をやっていた頃、よく「うちの子野菜を食べないんです」「米とパンしか食べない」などと偏食に関する話を聞きました。
結論から言います。そんなに気にしなくて大丈夫です。
管理栄養士の方にも聞いたりしたのですが、成長曲線を大幅に下回ることなく(もちろん上回るのも)元気なら大丈夫だということでした。
そういう私も小学校の3年生になるまでは人参と玉ねぎ以外の野菜は全くと言っていいほど食べませんでした。
気付いたら食べられるようになっていたし、今のところ健康です。
おいしそうに楽しそうに一緒に食べるのが1番の食育
小学校の話ですが、担任がよく食べるクラスは残食量が少ないそうです。
家庭においても、子どもと一緒においしそうに楽しそうに食べるのが1番の食育につながると僕は考えています。
まとめ
育児には正解がないと言われていますが、少しはヒントが欲しいですよね。
でも、ヒントを求めた育児の本が何を言いたいか分からないという場合があったら辛いものです。
僕自身、自分の子どもの子育てがうまくいってるか?と言われたらけっこう楽しくやってると思うよくらいにしか言えません。そう思えるのは嫁さんの存在がかなり大きいです。
絶対にこれ!というのはありませんが、少しでも肩の力を抜いてお子さんと過ごせるようになってもらえたら…と願っています。