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2〜4歳におすすめな絵本「三びきのやぎのがらがらどん」

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どうもどうもハリーです。

 


突然ですが「三びきのやぎのがらがらどん」という絵本はご存知ですか?

 

以前ハリーが保育士をしていたころ(実は元保育士)2歳児クラス(つまり2歳、3歳)と3歳児クラス(つまり3歳、4歳)の子どもたちに大人気でした。

 

2歳3ヶ月ほどの息子にも読んでみたらやっぱりおもしろいようで、読んで読んでと持ってくるのです。

 

「三びきのやぎのがらがらどん」ってどんな絵本?

登場するのは小、中、大と大きさの違う三匹のやぎ。

名前はどれも「がらがらどん」と言うのですが、名付け親はめんどくさがりだったのか、別の名前を考えてやれよと思ったのは内緒です。

 

そして橋の下に住んでる(そう言うと違う風に聞こえますね)化け物の「トロル」

この絵本自体がノルウェーのお話なのですが、トロルはノルウェーとか北欧の方に出てくる妖精の1種らしいです。

僕の中にある妖精のイメージとかけ離れすぎて笑えます。ティンカー・ベル的な?

 

そんな4体のキャラクターが織りなす愉快痛快(?)なファンタジーです。

 

言葉のチョイスがおもしろい

マーシャ・ブラウンさんの描いた絵本の言葉を訳してるのはかの有名な瀬田貞二さん。知らないけど。

橋を渡る際の効果音が、やぎによって違う音なのですが、おもしろいんですよ。

繰り返しだけど微妙に音が違うので、子どもたちは夢中。読み手の表現も大切になってきたりもします。

 

トロルとの対決シーンなんか割と物騒なんだけど(元々過激)その表現もまたおもしろい。

 

絵の感じと言葉の感じがマッチしてて、なんとなく子どもたちが好きになる理由が分かります。

 

トトロはトロルからきてる?

実際に隣にいたら失神ものである「となりのトトロ」

トトロは実はトロルのことだった?

 

映画の中でメイちゃんが「トトロ」という摩訶不思議な物体に出会ったと話すとお姉ちゃんであるサツキは「絵本に出てくるトロルのこと?」と返します。

 

そしてエンドロールではメイちゃんとサツキがお母さんに「三匹の山羊」という絵本を読んでもらっている絵があるのです。

やっぱりトトロはトロルのことかしら?

 

「三びきのやぎのがらがらどん」の口コミ

良い評価

  • 息子が2~3歳のときに、何度も何度も読んでと持ってきた絵本
  • 読む私も聞く子供もわくわくというかゾクゾクするお話
  • なんといってもこのトロルが本当に恐ろしい。トロルがしゃべるたびに子供たちは恐怖におびえる。戦いの場面も気色悪い表現なのにヤギがトロルをやっつけるとなぜかスカッとする。なんと完璧な絵本だと感心した
  • 「これ読んで!また読みたい!」「大きくなったから自分で読めるよ!」そう言ってくれるようになった。絵本好きになったきっかけの一冊
  • 一番大きながらがらどんがトロルをやっつけるとキャッキャッと笑い、もう一度読めとせがまれた。しばらくの間は何度もこの本を読まされた。絵もストーリーも小さい子によくわかるものだと思う
  • マーシャ・ブラウンの力強く大胆な挿絵は、とても迫力がある。息子がまだ1歳か2歳の頃に読んでもらった時、トロルを怖がって泣いてしまったのを思い出した。でも今ではすっかり大好きなおはなし
  • この話が名作と言われる所以に「子どもの自立心を刺激する絵本」という興味深い話を聞いた。トロルはお母さん、三匹のやぎは子ども自身の成長の過程、という見方があるそう。なるほど、この絵本に興味を持つ年頃は、自立心が芽生え始めているころ。そんな子どもたちに勇気や未来を与えてくれているのではないかと思う
  • 自分が子供の頃に読んだことがあるが、トロルが怖くて強烈に印象に残っりつつも何故か何度も読んでしまった記憶がある。そして自分の子供にまた読んであげると、やっぱり同じようにトロルを怖がり、そのくせ何度も読んでとこの本を持ってくる。不思議な本
  • 時代劇にも通じる勧善懲悪の筋書きが潔い感じがする

 

1歳過ぎから読んでいるお子さんもいて、3から4歳のお子さんに読んでいる家庭が多かったです。

ちょっと怖いはずなのに何故か読みたくなる絵本で、好きな子は何度も何度も読んでと言ってきます。

 

口コミにある「子どもの自立心を刺激する絵本」というところで、トロルはお母さん、三匹のやぎは子ども自身の成長の過程、という見方があるというのはおもしろいなーと思いました。お母さんやっつけたらかわいそうですけど。

 

悪い評価

  • なんでこの絵本が人気なのかよくわからなかった。子どもも読んでと持ってきたことはない
  • テンポはいいが、うちの子どもにはあまりウケがよくなかった。子どもに「強いヤギがなんで最初に行かないの?」と聞かれて答えられず
  • トロルをやっつける場面は、文章も絵もあまりに残酷すぎる。そもそも悪いやつだったら暴力をふるって殺していいという発想を子どもに植え付けたくない。読んでしまった後、とても気まずく、トロルがたとえ悪いやつだったとしても(それすらきちんと書かれていないが)何か理由があるのかもしれないし、いきなり暴力をふるうことなどせず、話し合いで解決するよう子どもに伝えなければならなかった。もう暴力で解決する時代じゃない。民話や昔話には勧善懲悪ものが多いので、内容をきちんと見てから子どもに与えなければいけないと反省させられた一冊
  • 絵も内容も怖い

 

僕がいた園では本気で怖がる子どもはいませんでしたが(冗談風な子どもはたくさん)お子さんによっては見たくなくなるほど怖くなるようです。

読み方もあるかも?あまり怖がらせるような表現は良くないんですよね。

 

強いやぎがなぜ最初に行かないのか?っていうのは最近僕も思いました(笑)

 

「三びきのやぎのがらがらどん」を見て立ち向かう勇気を(まとめ)

絵も言葉も少し残酷なところがあるがらがらどん。

でも、繰り返されるやりとりの中に変化があって、最終的には立ち向かう姿に子どもたちは「僕だって!」という勇気をもらうのかもしれません。

 

保育園では平均台を使って「三びきのやぎのがらがらどん」ごっこが流行るほどに人気な絵本です。

 

息子も楽しみながら何度も読んでいます(読んでいる時の僕の表情を見て楽しんでいる様子ですけどね)

 

お母さんやお父さんから見ても怖いと思うかもしれません。けれどどんな意味があるのかなぁとか考えながら読むと結構おもしろいですよ。

 

ぜひ2〜4歳くらいのお子さんに読んであげてくださいね。